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2011年4月26日 (火)

豊崎由美『ニッポンの書評』

「何のためにブログを書くの?」

と問われたら、以前なら答えに窮していたと思うのですが、今ではおぼろげながら何となく答えることが出来ます。

「ほんの些細なことで構わないので、自分の書いた文章が誰かの役に立ってるんだなあと思えると幸せだから」

ぐらいのところでしょうか。自己満足というよりも、自分の書いたものに対して検索やアクセスなどのリアクションがあれば(ささやかながら)嬉しい。それが「ありがとう」とかの言葉であればなお(いつもよりちょびっとだけ多く)嬉しい。そういうことです。

 だから最近では、今日あった出来事の感想を一時的なフィーリングに任せて述べるというよりは、書けば誰かが喜んでくれるんじゃないかなというテーマを選ぶことが多くなりました。趣味のノウハウもそうなのですが、映画評や書評といったシンプルな『評論』(といえるほどのモンでもないけど)が多くなるのも、自分と同じ映画や本について興味を持った人の参考になればええかな、と考えてのことです。

 先日、書店でたまたまこの『ニッポンの書評』を手に取ったのも、映画評や書評をもっと上手に書きたいという気持ちがあったからです。

「書評は読者の立場に立って書かれるべきである」「これから本を読もうとしている人の背中を押してあげるのが書評」、という豊崎さん(本当は『崎』ではなくて『立』の下に『可』と書くほうのサキです)の主張は、僕が「これから同じ映画や本を読む人のためにブログで評を書きたい」という気持ちと全く同じものです。その点では、非常に勇気付けられました。

 けれど、作中に多々例示される優れた書評を読むと、ああ、こんなブログなんて書評のひとつには数えてもらえないだろうなあとも思いました。まだまだ精進が必要なようです。ブログに作品評を書いてる人にはオススメの一冊。

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