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2009年3月の記事

2009年3月30日 (月)

その手で切りひらけ - オルファ製『リミテッドSC Ltd-10』

20090330_2 スクラップ・ブックを作るのが好きです。

 パソコンによるコピペ文化が全盛の昨今にあっても、新聞や雑誌の中に気に入った記事を見つけると、僕は今でもハサミを使って記事を切り抜き、スティックのりを使ってスクラップ・ブックに貼り付けるという手作業をしています。手作業をしたほうが、記事を読んだときの感覚が何となく記憶に残りやすい気がするんです。読んだときにどれだけ強く、行ってみよう、買ってみよう、食べてみよう、仕事に活かそう、と思ったとしても、後々になって思い出さないことには、結局、行動に結びつきませんから、手を使って『体で覚える』ような作業をしたほうが、僕の場合はどうやら印象に残るようなのです。

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2009年3月23日 (月)

タイム・マシーンにしては安い!~エスケールの新作「ネーチャー」

20090321 タイム・マシーンに乗ってハンバーガーを食べにいく――。

 ような感じなのです、このお店の場合は。

 宝塚から有馬温泉に抜ける県道51号線は昔ながらの山道。不動谷、蓬莱峡、七曲、屏風岩と続く地名を聞けば、途中の岩山の地形が険しいことが判ってもらえるでしょうか。このくねくね道を越えて六甲山の向こうに出ると、急に田園風景の残るのどかな新興住宅街になるものだから、タイムスリップして20年ぐらい遡ったような感じになっちゃうんです。連休の間に行ったものだから、山の手前は車が渋滞、向こう側はスムーズだったというのもそう感じた理由かもしれませんけれど。

 目的のお店は西宮市山口町にあるエスケール。関西にあるハンドメイド・ハンバーガーの紹介記事には必ずといって登場するお店として有名。そのロケーションが故に、いままでは足を運べずにいたのですが、春らしい陽気に誘われて足を延ばしてみることにしました。

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2009年3月14日 (土)

そんなヤツはいない―映画『少年メリケンサック』に想う―

 リアリティには二種類ある。

 実際に存在するものをリアルに再現するもの、と
 実際には存在しないものをあたかも存在するもののように出現させるもの、と。

 キム兄の演技の持つリアリティは間違いなく後者だろうなあ。映画『少年メリケンサック』での木村祐一の存在感のある演技を観て、そんな風に感じました。宮﨑あおい、佐藤浩一、田口トモロヲほか個性派ぞろいの共演者の誰よりも、キム兄の演技に一番リアリティを感じたんです。

 もちろん、共演陣の演技も素晴らしいし(特に宮﨑あおいチャンはコメディエンヌとして今までになかった一面を見せてくれた)、クドカンも彼らしい脚本、演出で映画を楽しいものにしてくれています。でも僕には、この映画の楽しさとして『キム兄のリアリティ溢れる演技』が一番印象に残った、ということです。

★以下ネタばれ注意!★

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2009年3月10日 (火)

メガネを拭くたびに

 初めて会ったというのに、その人は僕のことをとてもよく分かっていた。

 ような気がした――というのが、この場合、正確な表現だろうなあ。直接、言葉を交わすどころか、彼の声を聞いたのだってそれが初めての機会だったんだし。

 先週の土曜日、以前から親交のあった女性コピーライターAちゃんの結婚記念パーティーに出席したのだけれど、そこで新婦に紹介されたのが他ならぬ彼。つまり、新郎のMさんでした。ライブ・パフォーマンスがあって、懐かしい友人の顔ぶれがあって、本当に楽しい時間だったのだけど、ちょうど二人の座っていた場所とは反対の位置に座っていたお陰で、新郎新婦へのお祝いの挨拶は、パーティーがお開きになるまで果たせずじまい。会場出口への廊下には友人たちが長い列をなしていて、その列の一番先では、純白のウェディングドレスとシルキーな銀色のタキシードに身を包んだ二人が、友人たち一人一人に声を掛け、手土産を渡しています。二人のこれまでの人生を振り返ることが出来るようにと、廊下に飾られてあった写真の数々が、列が進むのを待つ時間を退屈から救ってくれました。あれはいい演出だったなあ。そして、ようやく新郎新婦にご対面となった訳です。

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