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2009年3月30日 (月)

その手で切りひらけ - オルファ製『リミテッドSC Ltd-10』

20090330_2 スクラップ・ブックを作るのが好きです。

 パソコンによるコピペ文化が全盛の昨今にあっても、新聞や雑誌の中に気に入った記事を見つけると、僕は今でもハサミを使って記事を切り抜き、スティックのりを使ってスクラップ・ブックに貼り付けるという手作業をしています。手作業をしたほうが、記事を読んだときの感覚が何となく記憶に残りやすい気がするんです。読んだときにどれだけ強く、行ってみよう、買ってみよう、食べてみよう、仕事に活かそう、と思ったとしても、後々になって思い出さないことには、結局、行動に結びつきませんから、手を使って『体で覚える』ような作業をしたほうが、僕の場合はどうやら印象に残るようなのです。

 そんなスクラップ・ブック作りに、僕が愛用しているハサミがオルファ製の『リミテッドSC Ltd-10』です。

 文房具にはこだわりがあると自負していた僕も、スクラップ・ブックを作るようになるまでは余りハサミにはこだわりがなかったのですが、いざ、『紙を切る』という作業を日常的にこなすようになってみると、「なかなか使いやすいハサミというのは、見当たらないものだなあ」と感じるようになりました。刃の切れ味や、柄の握り具合、刃と刃の噛み合わせ――どこかに気に入らない箇所が見つかるんです。結局、四つか五つほど、いろいろなハサミを試してみて、最後にたどり着いたのがこのハサミでした。

 オルファ社というのはカッターナイフ・メーカーとして有名な会社で、『O/L/F/A』というロゴを見れば、「ああ、あたしもこの会社のカッターナイフ持ってたわ」と思い当たる人も多いでしょう。社名の由来は『折る刃』から。そう、何を隠そう、切れなくなったら刃先をポキッと折って切れ味を保つ、という「折る刃式カッターナイフ」を考え出した会社です。板チョコを割る時にヒントを得て刃先を折るのを思いついたのだそうです。そういえば、板チョコを割る感覚と、カッターの刃先を折る感覚って…同じですよねえ。

 あのメーカーの作るハサミだから、良く切れるんじゃないかなあ…。

 そう考えて、ネットで調べて購入したのですが、これがもう大当たり。紙に対してハサミを軽く押し出すだけで、すぅーっと前に進むんです。意外に刃身が分厚くて、初めて手に取ったときには「ちょっと重いかなあ」と思うぐらいなんですが、この重さがうまく効いていて、ハサミを前に押し出してもまったく痞えたり、ブレたりすることがありません。流氷が張った冬の海で、軽くて馬力の少ない漁船ならすぐに行き詰ってしまうところを、十分な重さと馬力を持った砕氷船ならぐんぐんと前に進んでいけるのと、同じ理屈なんでしょうね。

 このハサミを使って紙を切るときの爽快感は、実際に手にとって紙を切ったものにしか判らないかもしれませんねえ。ザクッ、ザクッという、文字通り紙を上下に『挟み』込んで切るという感覚はまったくなくって、すぅーっと前に滑っていくと自然と紙が左右に分かれいていくような感覚です。切っていくに従って刃を上下に狭める必要すらない感じです。いやあ、これは、ほんっとにオススメ。特に毎日ハサミを使う人たちには。

 カッター・メーカーだからといって、単に刃の切れ味だけを売り物にしているのではなくって、切り易さ、使い易さを考えた絶妙の形状や重さになっているのが、道具として一級品だなあと思いますし、使っていてとても嬉しくなります。

 このハサミで切り抜いた記事の蓄積が、いつか僕の仕事や人生も切り開いてくれると嬉しいんだけどなあ。

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