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2007年6月17日 (日)

放送から通信へのシフト

週末にいわゆる『放送と通信の融合』についての講演、セッションを聞きました。一方で『放送メディアの現代的展開』(音好宏著)なんて本も読んでみたりもしました。それぞれ、ふむふむという感じではあったのですが、何となく腑に落ちない感じがあります。

それはこれらの講演や著作だけに限ったことではなくって、昨今の『放送と通信』云々の議論全体に対して僕が感じてるじれったい感覚なのかもしれません。

相対的に見て放送のパワーは衰えて、ケータイやウェブといった通信のパワーが(今よりももっと)増大してくるはずです。全部が全部取って代わるような交代は起きないけれども相当なシフトは起きるに違いありません。

それって、割りとはっきりしてると思うんですよ。違うのかなあ。

二つのものが合わさってひとつになる『融合』って感じじゃないような気がするんですよね。かといって、放送がなくなってしまうわけでもなくって、今まで放送でしか出来なかったこと、放送でしか出来ないと思われていたこととかが、時間と場所に関係なく(使い古された横文字で言えばオンデマンドとユビキタス)できるようになった分だけ、通信の側にシフトしていくって感じです。ぜーんぶどばーっと移る感じではないので、重心が通信側にシフトするようなイメージなんですけどね、僕の持ってるイメージは。

それはもう抗しがたい『流れ』だと誰もはっきり言わないんですよね。むしろそれを前提に「だったらどないすんねや」ってことをいろいろ考えると面白いと思うんですけどね。何かまだ「日本にもいつの日かそんなことがおきるんでしょうね」みたいな悠長な感じがあります。その他人行儀な感じ、当事者意識、危機感のなさみたいな感じがどうも気持ち悪いんです。

放送側の人は意地があって言えないんでしょうけど、通信側の人たちにも具体的なアイデアがなくて言うことが出来ないってな印象があります。それがちょっとじれったいんです。

僕は放送局から給料もらってる身なので、こんなこと書くと身も蓋もないのかもしれませんけどね。

でも、放送局の人って『通信にシフトしないものって何だろう』ってことを、そろそろ真剣に考えないといけないような気がします。

むしろ、シフトしてしまったもの勝ちじゃないのかな。

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