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2006年12月10日 (日)

取り壊される学び舎

大学受験に失敗していわゆる浪人生活を送っていた時に通っていた予備校が取り壊されました。

毎朝、電車でその脇を通るのでイヤでも気がついたのです。浪人時代に通った予備校というと大学受験に失敗して不本意ながら通う羽目になった場所ですから、一般的にはあまり「思い出の学び舎」といった肯定的なイメージがないのかもしれませんが、僕の場合は比較的楽しく浪人時代を謳歌していたほうなので(勉強をした覚えはほとんどない)、それなりにあの一年間には思い入れもあるし、その象徴でもある校舎の取り壊しは寂しい出来事でした。

そして、さらには卒業した高校の校舎も建て替えのためにまもなく取り壊されると聞いています。その後にどんなきれいな校舎が建ったとしても、もうあの四階に位置する図書室外のベランダからどどーんと映える六甲の山並みを拝むことはできなくなるのかと思うと、こちらは予備校にも増してぐぐっと胸に来ます。

あの場所で、友人たちとこれからの人生について不安と期待を織り交ぜて話し込んだり、女生徒からもらった手紙に目を通したり、クラブ活動や友達づきあいでうまくいかなかったことをしみじみと考え込んだりしたものです。その思い出は色褪せることなく胸に存在するとはいえ、その舞台となった場所がこの世から無くなってしまうということ、そのことがとても悲しいのです。

通天閣がなんとかいう文化財か何かに指定されたとか、どこどこは世界遺産だとか、それはそれで意味のあることなんですけれども、僕にとっての歴史的に大切な遺産は必ずしも保存され、残っていくということではないんですね。それがゆえに公共の建物というのは少なくとも人の寿命の何倍かぐらいは持つようにして欲しいなあ。

一方で、小学校と中学校の校舎たちはまだまだ現役です。来年からは息子が僕と同じ中学校に、娘もまた僕と同じ小学校にお世話になります。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

昨日と今日 校舎に自由に入れる日だったんですね。
今 HPで気づきました。知ってたら行ってたのに
残念です。

建物が変わるというのは大きいですね。
建物がかもし出す空気というか 雰囲気があるもんね。

また見学できる日があれば みんなで行きたいですね!

校舎は変わっても みんなの心には残しておきたいね

投稿: じゅぴ | 2006年12月10日 (日) 19:02

自分の子供が自分の母校に通うって、羨ましいです。
参観や運動会で行けば、自分も懐かしいでしょうしね。

投稿: 吉田 誠 | 2006年12月11日 (月) 11:56

>じゅびさん
実は今年(だったかな?)の桜の季節の週末に
勝手に校舎の中に入ってばしゃばしゃと写真を
何枚も撮ったのですよ。
またみんなで見ましょう。

投稿: コイッチ | 2006年12月11日 (月) 20:03

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