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2006年11月28日 (火)

品格にかけるのは朝青龍なのか?

毎日新聞に「<大相撲>朝青龍のけたぐり「品格にかける」…横審が小言」なる記事が(11/27付)。

 大相撲の横綱審議委員会(横審)が27日、両国国技館であり、九州場所で全勝優勝した朝青龍のけたぐりについて、出席した全8委員が「やるべきでない。品格にかける」と、きつい小言。

ルール内で規定された技を用いて鮮やかに勝利した者を指して品位を問う姿勢こそ『品格にかける』のではないでしょうか。

「受けて立つ余裕を見せてほしかった」とか言った委員もいるようですが、足を蹴りにいったり、取りにいったりするのは非常に積極的な攻撃だと思うのです。言葉を変えて言えばリスキーな作戦です。それを狙って堂々と勝てるのもまた実力です。そして何よりモンゴル相撲出身の朝青龍らしい相撲です。今までの大相撲にはなかったそういうダイナミックなセンスの良さがあるからこそ彼は横綱になれたのではないんでしょうか。「横綱は受けて立つ者」という固定観念に縛られていて、国際的に通用する大相撲の潜在的な魅力、これから向かうべき方向性に気がついていない感じがします。委員として『品格』を問われても仕方がないと思います。

また「けたぐりという言葉自体、品がない」と話した委員もいたとか。その言葉を用いたり、決めたりしたのは朝青龍ではありませんし、『蹴りつつも相手の体を手繰りよせる』という技の所作を現した言葉のどこが品がないのでしょう。これが『金玉蹴り』とかならわかるのですがね。そもそも横綱の品格を問題にする際に、技の名前にいちゃもんをつけるなんざ、やくざの言い掛かりも変わりません。こちらも『品格』を問われるべし。

いまだに予定調和の四つ相撲が『品格』のスタンダードだとは恐れ入りました。

角界の改革、まったくもって進んでおらず、の一面を垣間見た気がしました。残念です。

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