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2006年10月13日 (金)

ポリバレントを探して

少し前(10/7)のasahi.comに『選手選考の基準は「ポリバレント」 オシム監督』という記事がありました。以下に引用します。

 サッカー日本代表のオシム監督が、選手選考の基準として「ポリバレント(多様性)」という言葉を盛んに使うようになった。複数のポジションをこなしたり、攻守両面で力を発揮したりすることを選手に求めており、目指すチームの形をうかがわせる。

言わんとしてることは良く判るのですが、しかし「ポリバレント」って聞きなれない言葉だなあ。何語?

カッコして「多様性」という注釈がついてますけどプログレッシブ和英中辞典によれば多様性の訳語はvariety, diversityとのこと。バラエティと多様性なら何となくピンと来るんですよね。でも、オシム監督が言おうとしてるのはバラエティってことではないんじゃないかと思います。横文字表現で言えばむしろ「マルチな才能のある選手」って感じのほうがしっくりと来るような気がします。

で、ポリバレントって単語について調べてみると。

はてなダイアリーの記事「ポリバレント」を見てみると、サッカー系のブログではすでに使われつつある言葉のようです。これもオシム監督の影響なんでしょうか。

しかし、まだ言葉の本来の意味とかニュアンスが良く判らん。さらに検索。

散策する見物「ガーナ戦、キーは「ポリバレント」」

ポリバレントとは化学用語だそうです。意味は「多価値を持つ」とのこと。理科系出身ですが、浅学な私には聞き覚えの無い言葉です。(そもそも、何語だろう?)

おー、化学用語なんですか。ボクも理系ですがまったく聞き覚えがありません。

しかし、スポーツ記者は誰一人としてこの言葉の正体が気にならないのか?なかなかそのものズバリを書いた記事が見当たりません。どうやらオシム監督自身が「化学用語」といった模様なのはわかるのですが。

【日本代表 vs ガーナ代表】前日練習後のオシム監督(日本代表)記者会見コメント [ J's GOAL ](10/3付)

Q:先ほど使った「ポリバレント」という言葉が日本代表のキーワードになるのか?
「ポリバレントというのはケミカル、つまり化学で出てくる言葉。化学的なサッカーというのも悪くないんじゃないでしょうか」

あー、ケミカルね。これで何となく雰囲気がわかってきました。

「ケミストリーがある」なんて表現を英語で目にしたことがあります。日本流に言えば「チームワークがいい」「互いを補い合って、刺激しあって1+1が3にも4にもなるようなチーム」みたいなニュアンスです。単に足し合わせただけでなく次から次へと連鎖的に激しく反応しあう化学反応のような感じ、のことを言ってるんでしょうね。そういうチームワークを作り出せる素養のある選手が欲しいなあと。そういうことかな。どうなんでしょう?

でも、まだ何語なのかがわからない。

綴りを幾つか予想してYahoo!辞書で検索を掛けてみると「polyvalent」という単語が!英語ですよ、皆さん。かなりマニアックというか専門用語のようですね。こんな単語を使うとはさすがオシム監督と思いきや・・・。

スポーツナビ | サッカー|日本代表|「ポリバレント」という光明

「ポリバレント」とは、もともとは化学用語で「多くの価値を持つ」という意味らしいのだが、専門誌などでは「複数のポジションがこなせる」という意味が定着している。元日本代表監督のフィリップ・トルシエも、何度かこの「ポリバレント」について言及していたので、決して目新しい言葉ではない。

ちゃんと書いてる記者もいるじゃないですか!しかもメチャクチャ判りやすい的確な説明です。素晴らしい!どうして最初にこのページが検索できなかったんだ!ちなみに記事を書いたのは宇都宮徹壱さん。

でも「決して目新しい言葉ではない」って、それはどうかなあ。僕にとっては充分目新しい言葉でした。

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