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2005年11月10日 (木)

本田美奈子さん、どうぞ安らかに

アメイジング・グレイス
アメイジング・グレイス
まだ本田美奈子さんのお悔やみを言ってませんでしたね。
やっぱり書かずにはいられません。

僕は40歳ですから、もちろん「自分たちの世代の出来事」として受け止めてしまいます。ましてや今から10年以上も前に当時まだ20代だった友人を同じ病で失っている身にとっては「自分たちの仲間に起きた出来事」の再現でもあります。

ただ、悲しんでばかりもいられないとも思うのです。
むしろ、すごく勇気をもらったような気すらするのです。

可憐でいながらあんなにもパワフルだった歌姫が病に倒れ、38歳で死んでしまう。それはとてもとても悲しい出来事です。

ただ、彼女は僕の友人より10年以上も長く生きたのです。彼よりも三割以上長い人生を生きたのです。この10年の本田美奈子さんの人生の輝きを見るにつけ、その十年が存在しえなかった僕の友人の不憫さに、悔しさは募るばかりです。もちろん、そう単純に人の人生を比べることなんて出来ないですし、彼女にもこれから先10年、20年と更に輝いていて欲しかったのですけれど。

もう少し他の言い方で上手に話してみよう(と試みます)。

例えあなたが100歳まで生きたとして、本田美奈子さんのような輝いた人生を送れるでしょうか。

歌が好きで、ステージで歌を歌い、自分の歌が聴きたいという人が大勢いる。そんな充実した人生をあなたは送れますか?そして病と闘い、彼女の歌が大好きな人たちに支えられながら、看取られながら一生を終える。いやいや私は彼女以上に幸せな人生を送る自信がある。そう断言する勇気は僕にはない。

多くの人から見れば、彼女は逝くのに早過ぎた。ただ、早過ぎた。
でも、彼女は十二分に輝いていたではないか。

彼女の輝きと同じように、あるいは少しでも近づくように、あるいはもっともっと輝くように、自分の人生を幸せにしていく努力を惜しまないこと。それが遺された僕たちに出来ることなんだろう、と。

友の死をそんな風には受け入れられなかった20代のあの日。それはまだほとんど何も人生の輝きを手に入れていなかった世代が故の喪失感だったんだろうと思います。家族、仕事、手に入れた夢、そして多くの友人。10年前とは手に入れた人生の輝きに違いが出てきました。

「いつ死んだって構わない」ほど十分には人生の輝き全てを手に入れた訳ではないけれども、「明日にでも君の傍に行くよ」なんてセリフはまだまだ言う気になれません。「よっしゃ、俺、明日からがんばりますわ」、そう思うのです。

「ほら、私のように輝いて御覧なさい。」

いまやリングを頭上に載く天使となった彼女が天空でそう歌っているのが聞こえるような気がします。

合掌。

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コメント

「1996年のマリリン」をへそ出しルックで歌ってる頃は、変なヤツと思っていましたが、ここ数年の彼女の姿をお聞きしていると、本当に強い前向きな女性だったんだなと、つくづく感心しました。

投稿: 吉田誠 | 2005年11月10日 (木) 09:21

>まことさん
>変なヤツと思っていましたが、

^^;
一緒になって踊ってましたが、そんな僕は変なのでしょうか?

投稿: コイッチ | 2005年11月12日 (土) 00:39

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