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2005年1月19日 (水)

テレビのツボについて考えてみた

20050119tsubo毎日放送には「テレビのツボ」ってテレビ番組があったんです。それを携帯サイトに展開したらどうなるかちゅう企画で、当時の番組プロデューサに相談に行ったんですよね。その時に言われてハッとしたことがあったので書いておきます。

「テレビの評判ってのは、口で伝えてもらって初めてありがたいねん。××さんって、△△って番組見てはります?僕見てるんですけどね、視聴率は低いですけど・・・あれ、マジでおもろいですよ。そういう風に、誰に、どういう風に言うてもらうかが大事やねん。ホームページとかケータイ使うて、どれがオモロイ番組でしょうランキングみたいなん作ってもなあ・・・」

その通りですっ!

「誰に、どういう風に、何を、薦めてもらうか。」

「何を」だけオススメしてもらってもあかんのですよね。「誰に」「どれぐらい一生懸命(あるいは面白おかしく」・・・ちゅうのが大切なんですよね。

え?何?そのテレビ何チャンでやってんの?見たい見たい!その音楽聴いてみようかな。その人出てる映画今度見にいってみようかな・・・。そういう衝動に駆られる時、必ずアーティストや作品と自分の橋渡しをしてくれる、近しい、好きな、尊敬する人が必ず媒体として存在します。彼らの言葉、態度こそが何よりのプロモーションであって、それをテレビ番組という娯楽にしたのが「テレビのツボ」やったということでしょう。

視聴率至上主義みたいなんのアンチテーゼになるようなサービスを、とは漠然と思ってたんですけど。それがランキングなんかやと結局、同じなんですね。乾いてるんです、オススメの仕方として。「どっかの誰かが調べて分かっちゃったことやから、この番組はええ番組やねん。これはもう決まったことやからね」みたいな気持ち悪さがチャートとか○○賞とかには出てきたんですね。もっと口コミみたいにウェットなんやないとあかんのです。それが関西やし、それが毎日放送やし、それが「テレビのツボ」なんやろうな、と。今で言えば「ちちんぷいぷい」と「Voice」はそうかもしれません。

ネット上のコミュニケーションも制作者側の公式サイトから、2チャンネルのような匿名のBBSによるコミュニティを経て、特定の個人からの署名記事にあたるブログへと「批評の場」ってのが移ってきてる。

それはとりもなおさず、音楽や映画、テレビ、タレント、スポーツ、政治、ニュース・・・そういった批評の対象を「ランキングのような単なる評価の結果、指標、数値化された傾向」だけでなく、「どんな人が、どういう風に評価しているのか」をウェットに、触感をもって伝えて欲しい・・・、そういう世の中の人たちの気持ちの表れなんでしょうね。

「(携帯電話を指して)こんなもんでは伝われへんで」

とまで言われてしまったのですが・・・。

「そこを伝えて何ぼやと思うんです。僕の仕事は」

って言い返しちゃいましたね。ある意味、喧嘩売っちゃったんですけど、悪い喧嘩やないと思うんですね。素直に「ああ、キモはそこやな」と思たんです。そこに向かって仕事せなあかんやろう、と。

「こんなちっぽけな機械に何ができるねん。文章やテレビやないと伝わらんで」

そう思ってる人は視聴者の中にもいっぱいいてるはずですから。あの人に、こんな風に、テレビ番組を薦められると気になるなあ・・・。そんなサービスをウェブやケータイで実現できたら。テレツボ的なエンターテイメントが復活すると思うんですよね。単なる模倣や焼き直しやなくって、その特性をうまく使ってね。

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コメント

うまく関連づいてないかもですが・・・、

アフィリエイトの急増はどうやら一人一人の「テンション」と「金」
と「おしゃべり」と「ソムリエ(≒カリスマ)」を一気に噴出させる装置
なんやなぁって思ってるんです。

で、その現象っちゅうのも、ちまたにわか週末企業な装置でも、
主婦の小遣いかせぎ場サークルってもんではなくね。

マーケのセミプロからほぼプロまで、かなり収斂されつつなるなぁと。
背筋伸びますもん。日々。(汗)

投稿: masatera(2) | 2005年1月19日 (水) 11:56

ようこそ>masatera(2)さん<なんで(2)なん?

うまく理解できてる自信がないのですが。

マーケティングの世界には
知る、興味を持つ、手に取る、欲しくなる、買う
とかいうサイクルがあるじゃないですか?
半端な記憶なので間違ってるかもしれません。

その中の「知る」と「興味を持つ」のプロセスを
媒体(プロモーション)は担ってるんですよね。

そこには今までテレビCMとかがデーンと大きな存在としてあったんですけど、
その機能の一部をウェブ、BBS、ブログが担いつつあるのではないかと。

そこに広告業界が対応した中の一つの形がアフィリエイトやなかろうかと。

アルファブロガーと呼ばれるような影響力の大きなブログの書き手は
CMに言葉で力を与えるコピーライターのような存在なんやないかな。
あくまでマーケティングの視点から見た話ですが。

酔った頭で考えたりなんかしちゃったりしてるわけです。

#うーん、何で背筋が伸びるのか、わかんないのですが^^;

投稿: コイッチ | 2005年1月20日 (木) 01:26

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